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ガーナ人のカンニングの傾向と対策

一ヶ月ぶり。

なんかちょっとでも他にやることが出来ると続かない悪い癖。

今年のねたは今年中に消化を目標に更新します。





今学期も期末テストのシーズンが終わりました。

日本の学校同様、ガーナも期末テストが行われ、

日本人の僕も関係なしにテストの試験監督を任されます。

がこの試験監督がもうひどい仕事でしょうがない。

何がひどいってまず学校側の準備がひどい。

ちょうど去年そのひどさを身をもって体験したのでこちらを参照に。


まぁタイピング終わってないやら、問題用紙足りないやら、いろいろと不備が多くて参っちゃうわけです。


そしてもう1つのひどさがカンニング。

去年の記事では思ってたほどでは見たいに書いてましたが、

ところがどっこい。

一年たって目ざとくなったのか、ここのところカンニングの摘発率が100%を超えると言う事態に陥っています。

俺がなめられているのか、他の先生がちゃんと見てないのか、

まぁひどいカンニングっぷり。

そしてそれらがまたばればれなのです。

今回はこのガーナの生徒の稚拙なカンニング方法とその言い訳を検証していきます。




CASE1 のぞきこみ


その字通り隣や前など近くの生徒の答案を覗き込み、コピーするカンニングの常套手段。

証拠も残らない、非常に手軽なもので日本でもたまにやってるんじゃないでしょうか。

一応机は離れているもののちょっと頑張れば見えちゃう距離なので頑張って見ようとしちゃいます。


でも見るときはちらっとやるものでしょう。

10秒間も隣の机凝視してたら気づかれますよ。

何回も続けてみたらそりゃ気づかれますよ。

そんな体ずらしてたら気づかれますよ。


彼らも最初は僕の位置を気にしますが、

答えを写し出すと周りが見えなくなるんすかね。

俺が真後ろに立ってものぞいてます。

拳骨ですね。


さらにレベルが上がると180度振り返って、

後ろの生徒の答案を見るやつもいます。

注意しても目を放した隙に振り返る。

3回目にいい加減に切れた私がその生徒の頭をつかんで、

「だから後ろ向くんじゃねぇ~!!!何度言ったら分かるんだ!!!!」

とぶち切れると、、、


「No、サー!首が痛いんだ...」


と首をさすりながらの言い訳。


首が痛い!?!?

予想外すぎるシュールな言い訳に一瞬唖然とするも、

気を取り直し


「これが痛いんかっ!!」


と首根っこ思いっきりつかんで生徒を外へ連れ出す。

結局その生徒は外でテストを受けさせました。

そして彼は5分後、ほぼ白紙の解答用紙を提出して帰っていきました。


IMG_0002.jpg


CASE2 問題用紙の交換


ガーナの問題は記述と選択の2パターンに分かれてます。

選択の方は4つの選択肢から1つの答えを選ぶセンター試験形式。

なので問題用紙の選んだ答えに記しをつけるとそれがカンニングペーパーにもなってしまうわけです。

その問題用紙を交換して答えを写そうとたくらむやつらもいます。

試験中に交換し合う生徒もいれば、

試験を時間内にやり終えて提出した生徒が、

まだ回答中の生徒に自分の問題用紙を渡したりするパターンも。

こういうときの彼らの連携プレー、助け合いの精神には関心しちゃいます。


でも下手なんですよ。

やり方が。

なんかこいつらそわそわしてんなと思って見ていると、

たいてい黒です。

しかも簡単に尻尾を見せてくれます。

堂々と交換してたり、

机みたら問題用紙2枚持ってたり。


そして言い訳もど下手です。


今回の例は2番目の手法。

先に終わった生徒が問題用紙を外の窓から、

窓際の生徒に渡してカンニングしようとしていました。

まぁまずこそっと中から外の生徒に話し声が聞こえたなぁ

と思ってそっちを振り返ると先ほど提出して出てった生徒が窓際でうろうろしている訳です。

これは怪しいと思い近づいて彼女の問題用紙を見ると一枚だけ。

でもよくよく名前を見ると違う生徒というか先ほど提出した生徒の名前の問題用紙。


「あれ~、おかしいなぁ。君の名前はこれだっけ?」

ときくと見え透いてるのに、

「YES, サー。。。」

「ばかやろう、解答用紙の名前と違うじゃねぇか!何でだ!!」

と追求して言った一言がこちら。


「さっき落として拾ったから、きっとそのときに入れ替わったんだわ。」


英文理解できても、何を言ってるのか理解するのにしばらく時間を要しました。


要は問題用紙を外に落として、

その時同時に外の生徒も問題用紙落としていて、

とったら彼女のだったけど気づかず使ったと。


ふむふむ、なるほど、、、

って、んなわけあるかぁっっっ~~~!!!!!!

どんな確率で二人同時に落とすんですか。

しかも問題用紙窓の外に落とすとかありますか。

てか問題用紙落としたら先生呼ぶだろと、、、


と突っ込みながら、外のやつも呼んで追求すると、、、

「そこに置いといたら勝手に彼女がとったのよ。私は知らないわ」


とあくまでもしらを切る。

終いにはゴモゴモと早口で言い訳を並び立て、

聞き取れずにいると、はぁ~とため息をつかれるはめに。


こういうときは問答無用で副校長に突き出すのが一番。

ばっさり15点マイナスされてました。

カンニングの罰としては甘い気もしますが。。。

15点引かれたらまずパスできないんだろうなぁ。

IMG_0004.jpg



CASE3 トイレのふりして


ガーナの生徒は授業中よく抜けます。

「ユーリネイトだ」とか「マイ ストマックが」とか言って。

でテスト中も然りなんです。

鼻をかみに行きたいとか、トイレに行きたいとかしょっちゅう。

で禁止するわけにも行かないのですが、

まぁそれで外に出た隙にカンニングを働くやつらもいるわけです。

日本みたいに廊下はなくて、教室の外はすぐ庭。

その植木に教科書を隠していたりして、カンニングをするわけです。

かといってトイレも校舎から離れているのでそいつ一人についって行って、

教室空っぽにするわけにも行きません。

そんなことしたら無法地帯ですから。

でも外もノーマークにする訳にも行かず、ひじょーに悩ましいところ。


しかし一回だけこれはと思い、

思い切って教室空けて、とっ捕まえた例があります。


それは体育のテストでした。

問題はなんかの筋肉の名称を答えなさいと言うもの。

この問題にこんな質問を女子生徒から受けました。


「サー、問題の意味がまったく分かりません」


まったく分からないと言われても、、、


「マッスルの名前を答えるんだろ」


と言っても、


「I don't understand you...例えばなんて答えるのよ?」


くっそーと思いながらも筋肉の名称を必死で思いだす。


「えっと~、ハムストリングとかトライセプスとか。。。」


なまじトレーニングとかで知ってても、英語の正式名称ちゃんと出てこないし、

発音も和製英語風になってるしで全然伝わらない。

そしてまた生徒につかれるため息。


くっそーアゲイン。

てか例えば答えは何ってこんなヒントないし。

そもそも問題理解もテストの一部だろって思って放置してると


「サー、トイレ」

といってしれっとその子が外へ。


もう時間も結構たっている段階で一部の生徒は解き終わって提出し、

外でだべってい時間帯でした。


こりゃ怪しい。


と思って急いで外へ出て見ると案の定。

1つ曲がったところで男子生徒捕まえて答えを教えてもらっている真っ最中でした。


有無も言わさず副校長へ。

今回ばかりは稚拙な言い訳は無し。

現行犯逮捕が一番です。


IMG_0003_20111224092440.jpg




CASE4 提出間際の悪あがき


時間が来ても彼らは回答をやめません。

「時間だ、終わり!!ペンを置け!!」

といってもまったく止めません。

「後ろのやつ集めろ」

とか

「前に回せ」

とかまったく指示は無視されます。

まぁ俺の英語が聞きにくいのとなめられてるってのもあるんだろうけど。

まぁ止めません。

でよくやるのが帰るふり。

「後5秒いないに出さないと受け取りませーん」

「5,4,3,2,1、、、バイバーイ」


と帰り始めてやっとあわてて提出しに来ます。


ちなみにこの技、スイミングスクールのバイト時代に子供をプールから上がらせるときに使ってた技なんですけどね。

そん時の相手は小学生低学年でしたが。


でも大体この終わり際ってがやがやごちゃごちゃします。

でそのドサクサにまぎれて、

「この問題の答え何!?」

っと写すやつが多発。

もう一気にみんなでやられるから摘発のしようもなくなります。

みんな黒!


「とりあえず早くだせ~!!!」


と教室の外まで出て帰る振りしてやっとみんな提出。

でも中には解答用紙他の生徒の分も一緒に持ってきたり。

そしていくつか数が足りんと思ったら、



「サー、私のもって行くの忘れてるわ」


忘れたんじゃない、お前が出さなかったんだ!!!


と怒っても知らんぷり。

その度胸には恐れ入ります。


とりあえず反省を生かし、

次からは時間になったら、

「動くな!!ペンを置け!!!」

と言って端から無理やり回収して行きました。

生徒からむしりとるためちょっと破けたりもしましたが。

とりあえず彼らに自由を与えてはいけません。





以上が今回観察された、ガーナのカンニングの例です。

とりあえず雑。

日本みたいにカンペ用意したりっていう工夫凝らしたカンニングってあまり見かけません。

ばれてないだけでうまいことやってるのかも知れませんが、

とりあえず上記のようなばればれカンニングをしかも堂々とやっております。


その度胸と変な協力体制。

もっと他の事に使えばこの国はもっとよくなるのにと思ってやみません。


PS 木下での終業式
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プロフィール

YU

Author:YU
青年海外協力隊として、西アフリカのガーナの高校で理科の先生やってます。

小学校から高校までずっと野球部に所属。大学では物理勉強する傍ら、草野球に明け暮れてました。研究室を飛び出してアフリカ行きを決断。

今年の9月末よりガーナで活動始めました。
アフリカの地でも野球をとグローブとボールを片手に…
ちなみに初海外です!!

連絡ある方は
wa-tatsu89@hotmail.co.jpまでどうぞ。

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